週末農業

私は3年前から週末農業をしています。週末農業とは読んで字の如く土曜、日曜に農業をすることです。農業で食べている訳ではないので平日は仕事に行っています。

育てているものは、綿

畑の規模はおよそ1反。数名の仲間と共に楽しみつつしています。畑・農業と聞くと野菜を想像すると思いますが私が現在メインで育てているのは【綿】です。他に私の友人はバラを育てています。そして別の友人は野菜…という具合にそれぞれが好きな物を栽培している状態です。

 

そもそも私は農業には全く興味がありませんでした。どちらかというと食べる方が好きで、わざわざ土を触って虫も居るし日焼けもするし…、第一そんな時間があるなら友達と遊びに行って美味しいご飯食べるわ〜ぐらいに思っていたのです。

きっかけはある勉強会

ところがある勉強会に参加しそこで《世界と地球の困った現実》という本に出会いました。その勉強会の内容はこの本を読んで数ある問題の中から1つだけ選び、そのことについて考えそのクラスにいるみんなに問題の解決策をプレゼンするというものでした。

 

私は世界の水問題に着目しました。

 

話が脱線してしまうのでこの部分は略させてもらいますが、水問題を簡単に説明すると《世界中で水不足が急速に進んでおり、地下水までくみ上げている現状。そして汲み上げられた地下水の使い道の大半は農産業である》という内容です。本には農産物別に水の使用量を表したグラフが載っていてそのトップは《綿》でした。綿を栽培するには広大な土地がいるのでその分、水も莫大な量が必要なのです。

物事の繋がりを知る

その頃私はアパレルメーカーで勤めていて企画やデザインを担当していました。学校で生地や素材について勉強していたし綿商品は沢山扱っていたのに綿も農業だと思いもしませんでした

 

ファッションと農業と水問題。全く別の事柄の様に思われる3つが私の中で繋がった瞬間でした。「あぁ今まで何か勘違いしていた。世界中で起こっている様々な事象や問題は自分とは関係ない事だと思っていた。ところが事実は何らかの形で全て繋がっているのか」と思ったのです。

 

これと同時期、友人が畑を無償で貸してくれる人がいるから一緒にやらないか?と声をかけてくれました。その友人は私に何育てたい?と聞きました。私は「綿」とすぐに答えました。

農業の奥深さ

農業をはじめてみて作物を育てるということは予想以上に奥が深く、身体も使うので筋肉痛になることもあります。しかし種から育てて収穫を向かえるまでの数ヶ月、毎日成長する姿を見せてくれる作物の美しさに魅せられました。仕事に行く前に水をあげる時の言いようの無い嬉しくて楽しい気持ち。

 

農業をはじめなければ知り得なかった感情。新しい自分と出会えたと思っています