沖縄のゴーヤー農業体験から教わったこと

グリーンツーリズム講習を受講していた時、実地研修としてゴーヤーの農業体験をしました。農業体験の中でも、沖縄ではいろいろな地域で行われているコースです。

農業体験、どんなことするのだろう?

ゴーヤーはよく我が家の食卓に乗る食材でしたし、実っているのを見かけることも多かったのですが、プロのゴーヤー農家がどんなふうにゴーヤーを作っているのかは全く知りませんでした。「ゴーヤーの農業体験」と言ってもいったい何の体験をするのか、収穫?肥料やり?水まき?草取り?・・・始め、私のイメージでは、収穫以外はあまり楽しそうな体験ではありませんでした。

いよいよ当日

そして当日。案内されたのはハウスの立ち並ぶ広い畑でした。この暖かい、いえ暑い沖縄で、ゴーヤーをハウスで育てていることが意外でした。この疑問をぶつけてみると、ゴーヤーは冬に出荷するものが最も高値のため、冬でも温かさを保ち、北からの強い風でダメージを受けるのを防ぐため、と教えて頂きました。

 

さて、いよいよ農作業の体験です。収穫は早朝に終えているので、観光の農業体験では受粉作業をするということでした。「受粉作業?!」そう、実りを確実なものにするために、人為的に受粉させるのです。方法は、というと、ゴーヤーの雄花を摘んで、そのおしべを雌花のめしべに付ける、というもの。これで受粉完了です。簡単ですが、雄花を雌花を見分けて、漏れのない様に受粉させるのはなかなか面白い作業でした。

 

終了後は、農家の奥様作のいろいろなゴーヤーの料理が並びます。ゴーヤーチャンプルーを始め、酢の物、ツナ和え、漬け物、一番人気はゴーヤーを薄切りにしてカリッと揚げたゴーヤーチップスでした。あっという間にたいらげてしまいました。

知ることで得たもの

普段見慣れたゴーヤーでも、育てていくのに想像できないような細かな仕事の積み重ねがあることがわかりました。また、出荷用のものは表面のぶつぶつを壊さないよう細心の注意を払っていることを聞いて、美しいゴーヤーが全国に出荷されていく過程に思いを馳せました。おそらくこういう苦労はほかの様々な農作物でもクリアしなければならないことなのでしょう。
ゴーヤーの誕生の部分をお手伝いしてみて、いっそう愛着が増し、無駄の出ないような食べ方を模索してみたいと感じました。